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水のコラム

2022.06.04

お風呂

マンションのお風呂リフォームにかかる費用は?


お風呂をリフォームする際には、一戸建てとマンションとでは若干違いが出てきます。広いお風呂に交換する場合、一戸建てなら自由度が高いですが、マンションでは構造上自由度が低くなってしまいます。

では、マンションでお風呂をリフォームするなら、どのような工事が可能なのでしょう。マンションでお風呂のリフォームを検討している方に参考となる、リフォーム工事と費用を詳しく解説しましょう。

マンションのお風呂を広くしたい!対応可能な範囲

マンションでお風呂を広くしたいと検討しているなら、今よりも広いユニットバスに交換することで、既存よりも広いお風呂にリフォームできます。

ただし、ユニットバスが入る空間が限られているので、まずはどの大きさなら交換が可能なのかを、調査してもらいましょう。

昔のユニットバスは壁面までスペースがある
昔のユニットバスであれば、大きさの種類が少なかったので大抵の場合、建物の壁面とユニットバスの間にスペースが発生しています。

現在のユニットバスは大きさが調整できるので、壁面まで浴室を広げることが可能です。

図面を元にリフォーム会社と相談してみる
今よりも広いユニットバスに交換できるのかは、素人ではなかなか判断できません。

部屋の間取り図など建築図面を元にリフォーム業者に相談すると、どのタイプのユニットバスが入るのかきちんと把握できます。

図面がない場合は、リフォーム会社に調査を依頼すれば、天井裏から現地調査を行なって、大きさを知ることができます。

配管の移動など別工事を加えることで広くできる
お風呂には水やお湯の給水管と、排水を流す排水管が必要となります。現在の給水管と排水管の位置では、同じサイズしか交換できません。

このような場合、それぞれの移設工事を別途行えば、広いユニットバスと交換できます。これも素人では判断できないことなので、リフォーム会社に相談することで知ることができます。

マンションのお風呂のリフォームにかかる費用は?

マンションでのお風呂のリフォームでは、その内容と現状によって費用や工期に違いがでてしまいます。選ぶユニットバスの大きさやグレードでも費用に差が出ますし、オプションによっても追加費用が異なってきます。

ここでは、ユニットバスのグレード別の費用、オプション費用、一般的なリフォーム工事費用の目安をお伝えしましょう。

ユニットバスのグレード別の費用目安
ユニットバスの大きさは、10センチ単位で区分されていて「1216・1616・1620」などの規格サイズとなっています。

たとえば「1216」だと、ユニットバス内側の幅が120センチ×奥行160センチの大きさを示しています。大きさが1サイズ上がると、価格は約1万円~2万円アップするととらえておけばいいでしょう。

ユニットバスの費用は大きさだけでなく、グレードで大きな費用差があります。グレードの呼び方は各メーカーでそれぞれですが、ここではわかりやすいグレードの名前で表現しています。

・ハイグレード:80万円~120万円
・ミドルグレード:50万円~100万円
・ローグレード:30万円~50万円

オプションの費用目安
ここでは標準のユニットバスに加える、オプションの種類と費用の目安をお伝えします。

・浴室暖房乾燥機:8万円~12万円
・手すり:約1万円
・テレビ:4万円~20万円
・ジェットバス:15万円~20万円
・残り湯利用機能:4万円~5万円
これら以外にも、メーカーによっていろいろなオプションが用意されているので、予算と相談しながら選ぶとよいでしょう。

工事費用全体の費用目安
ここでは標準的なユニットバスのリフォームを行なうと、どのくらいのリフォーム費用が必要となるのかをお伝えします。

・ユニットバスからユニットバス:60万円~160万円(工期:4日前後)
・在来工法からユニットバス:70万円~180万円(工期:7日前後)
費用に大きな幅があるのは、既存の浴室の状況によっては複雑な工事が必要な場合や、施行に別工事が発生してしまうので、最安値と最高値に幅ができています。

マンションのお風呂リフォーム費用をできるだけ安くするには?

マンションでのお風呂のリフォーム費用をできるだけ抑えるには、いくつか方法があります。
ここでは、リフォーム費用を抑える方法を解説しましょう。

現状と同じ大きさのユニットバスを選ぶ
水まわりの工事費は、リフォーム費用をアップさせる要因の一つになります。

ですから、現在と同じ大きさのユニットバスなら、給水管や排水管の移設工事をしなくてもよくなるので、工事費を抑えることができます。

グレードの高いユニットバスは選ばない
できるだけハイグレードのユニットバスは選ばない方が、本体価格を抑えることができるので、リフォーム費用を安くできます。

ただ、価格だけを見て低いグレードを選んでしまうと、後で後悔するかも知れません。価格と機能性を比較しながら、標準的なユニットバスを選びましょう。

複数のリフォーム会社に見積もり依頼する
お風呂のリフォームは高額になりますし、工事がしっかりしていないと水漏れなどのトラブルが発生してしまいます。かといって、高い工事費を請求されるのも辛いところです。

そのため、見積もりは複数のリフォーム会社に依頼するようにしましょう。見積もりの内訳を比較すれば、どのリフォーム会社がよいか把握できます。

さらに、会社によってはユニットバスの在庫を持っていて安く提供してくれるケースもあるので、見積もりは2~3社に依頼しましょう。

マンションのリフォーム実績のある工事会社を選ぶ
お風呂のリフォームといっても、戸建てのリフォームとマンションとでは勝手が違います。

仮にマンションの10階に住んでいてお風呂のリフォームをするなら、工事会社が慣れていないと材料の搬入や搬出に手間取るばかりか、運搬費として高額な費用がかかってしまうこともあります。

ですから、マンションのリフォーム実績のある工事会社を選べば、運搬費を抑えることが可能になります。

マンションのお風呂リフォームにかかる費用は?

先にお伝えしているマンション特有の搬入や搬出など、戸建てとマンションとでは事情が異なることがいろいろあります。

ここでは、マンションのお風呂をリフォームする際の注意点を解説します。

管理規約の確認・管理組合への届出
一戸建ての場合は持ち主がOKを出せば、その他手続きなしでお風呂のリフォームができますが、マンションの場合はそう簡単にはいきません。

まず、管理規定にてリフォームに関するルールを確認しておく必要があります。

マンションではエレベーターを含めて共用部分が多くあるので、共用部を専有することが許可されていません。

そのため、リフォームの際の搬入や搬出の方法などが、管理規定に細かく記載されています。
また、管理組合に届出をして、許可を得ることは必須でしょう。

浴室の移動はできない
たとえば、今の浴室を隣の部屋の位置に移動するなどは、基本的にできないと考えましょう。お風呂では排水管が重要ですが、多くのケースで排水管の位置の変更はできません。

また、古いマンションでは排水管を触ると、大がかりな工事が必要となり、管理組合から許可が得られないこともあります。

近所への挨拶は確実に行なう必要がある
「音がうるさい」「作業員が邪魔」「エレベーターが使いづらい」など、リフォームにはトラブルのタネが満載です。両隣はもとより、上階と下の階の4軒にもリフォームの挨拶をしておきましょう。

まとめ

マンションのお風呂をリフォームするには、一戸建てのお風呂をリフォームするよりも、いろいろな制約を強いられてしまいますが、一つずつクリアしていけば、キレイなお風呂にリフォームできます。

やはり、マンションのお風呂をリフォームするなら、マンションのリフォーム実績の多い工事会社に依頼するのがベストです。

リフォーム費用、近所への挨拶、材料運搬方法など、マンションリフォームに長けているからこそ、安心して任せられるところもあります。

マンションにお住まいでお風呂のリフォームを検討しているなら、マンションリフォームの実績のある工事会社を選びましょう。

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