サランラップでトイレのつまりを改善する方法！改善できるつまりのタイプは？ – ひょうご水道職人 -兵庫県の水道修理、お風呂、トイレ、台所の排水管のつまり修理

不意にトイレがつまった場合、道具が何もないと混乱してしまいますよね。夜間など緊急時に専門業者に連絡できないときにトイレがつまった場合、ラバーカップのようなアイテムがないと困ってしまうでしょう。

そういうケースでは、自宅にある身近なアイテムのサランラップをラバーカップ代わりにして試してみましょう。この記事では、トイレつまりをサランラップで改善する方法をご紹介します。

トイレつまりの修理にラップを使うときの方法

トイレつまりをサランラップで改善するとき、ラバーカップと同じ使い方をします。ラバーカップはゴム製のカップ部分を便器に押しあて密閉状態を作り、引っ張りながら圧力をかけて、つまりの原因を引っ張り出すという構造になっています。

この構造を活用して、便器をサランラップでおおい閉じ込めることで、ラバーカップを押し当てている場合と同じ状態にしてつまりの改善をします。

サランラップで改善できるトイレつまりのタイプ

はじめに、サランラップを用いてトイレのつまりを改善できる場合とできない場合をチェックしておきます。

仮に、サランラップではどうすることもできない物がつまっている場合、どれほど苦労してもつまりは改善されません。そしてサランラップを無駄に使ってしまいます。

自宅のトイレにつまっている物がどういうものなのか、サランラップで改善できるものなのか、きちんと確かめておいてください。以下のものであればサランラップでの対処が可能です。

・トイレットロールペーパー
・ティッシュペーパー
・便、排泄物、吐瀉物
・水に流せるティッシュ類

早急にサランラップの準備をして対処しましょう。

サランラップで改善できないトイレつまりのタイプ
当然ですが、トイレに流してはいけないものはサランラップで対処できません。以下のものがその代表例です。

・スマートフォン
・玩具
・幼児用オムツ
・女性の生理用品
・その他固体物

これらのものがすくいとれる場所にあるとき、トングやゴム製手袋を用いて取り除きましょう。もし、目で確認できない場所に落ちてしまったときは、専門業者に問い合わせあせてつまりを修理してもらってください。

サランラップでトイレつまりを改善する手順

サランラップでトイレのつまりを改善する方法は以下の手順です。

はじめにトイレのフタと便座を上げておきます。この時点で、便器の縁（便座の裏側に面しているところ）が汚いときは清掃してください。

もし、便器の縁部分が汚い状態でサランラップを貼り付けると、貼り付けの力が弱まってしまい途中でサランラップが剥がれる原因となります。ぬめりや水を含んでいるときは確実に拭き取って、サランラップが貼り付きやすいようにしておきましょう。

・便器に空間ができないようにサランラップを何回も巻きつける
トイレのフタと便座を上げてトイレの縁を清潔にしたら、サランラップを巻いていきます。サランラップを貼る際にもったいないからと考えて、数枚だけ間に合わせたとしてもすぐに破れて無駄になります。サランラップを貼るときは最低10枚以上貼り付けて強度を上げましょう。

そして、サランラップを貼る際はサランラップがピンと張ることで空気を閉じ込めます。わずかでも空気がもれてしまうと、便器内の空気圧がそのままでつまりが改善できません。

・サランラップの中心部を徐々に押したり離したりを数回繰り返す
サランラップを幾重にも貼って強度をあげたら、サランラップの中心部分を手のひらで徐々に押していきます。

この際、慎重にリズミカルに、サランラップが破れないくらいに奥の方まで押し込むのがコツです。もし、サランラップが剥がれかけたり破れそうになったりしている場合は、さらにサランラップを巻いて補強してください。

サランラップを押したり離したりを繰り返しおこなうことで、トイレ内部のつまり物が移動し、つまりが改善されます。

・水を流してつまりが改善されたことをチェックする
便器の水位が下がったら採取チェックとして「小」側のレバーを引いて水を流します。「小」側がないときはレバーを緩めに回転させて少量の水を流しこみましょう。いつものように水が流れるのを確かめたら終了です。

ウォシュレットでつまったときの対応
サランラップを使ったつまり解消方法は、空間が生じやすいウォシュレットの場合、上手にサランラップで密閉できないことがあります。

ウォシュレットを取り外せばサランラップで被せられますが、自力作業に不慣れな人がウォシュレットを取り外すのは困難です。

ここからは、ウォシュレットを装着したまま可能で、かつ自宅で準備できるアイテムを用いたトイレつまりの改善方法をご紹介します。

まずペットボトルを用いた方法です。ウォシュレットでラバーカップ（スッポン）のようなアイテムがない場合は、ペットボトルを用いたつまり改善方法がいいでしょう。方法は以下の通りです。

・500mlのペットボトルの底面付近を4〜5cmほど、ハサミで切り取ります。
・使い捨て手袋をつけて、ペットボトルの飲み口箇所を押さえながら排水口の奥側まで差し込みます。
・飲み口箇所を押さえたままペットボトルを押し引きすると、圧力が生じてつまりの原因を引っぱり取れます。

次に重曹・クエン酸を用いた方法です。固体物以外の軽いつまりのとき、重曹・クエン酸を用いて洗い流し、改善できることがあります。

つまりが原因で水が溢れ出しそうになっている場合は、ポリバケツとスポイトを用いて水を汲みとっておきましょう。

・重曹の粉末50gくらいを便器の水中にふりかけます。
・クエン酸の粉末100gくらいを同じく水中にふりかけます。
・45〜50℃くらいのお湯もしくはぬる湯を便器内に注ぐとシュワっと泡立つので、30～60分くらいそのままにします。
・ポリバケツに注いだ水を、便器よりやや高い位置から徐々に流し込んでいきます。つまりが改善されたら、水がスムーズに流れるようになります。

道具を用いずに改善する方法
道具を用いずにトイレつまりを改善する方法は複数あります。道具を用いない、つまり改善方法の代表例は以下の通りです。

・45〜50℃程度の熱湯でつまりをふやかす
・ゴム製手袋をポリビニール袋で覆ってラバーカップの代用にする
・針金製ハンガーをペンチで切断して先を曲げ、つまりを削りとる
・重曹・クエン酸を中性洗剤に変えて作業する

サランラップでトイレのつまりを改善できないとき

間違いのない方法でサランラップを活用してもトイレのつまりが改善されないこともあります。

仮に、サランラップでトイレのつまりが改善されないときは、つまりのエリアが広まったり奥付近でつまりを起こしているかもしれません。

自力でつまりの改善が困難なときは専門の業者に頼んでつまりを解消しましょう。

専門業者に頼めばほとんど手間要らずで、つまりが改善されることがほとんどです。つまり原因がトイレットロールペーパーのような水溶性のものであれば、スムーズに修理できます。

修理費用の相場は、おおむね8,000円です。急ぎであれば専門業者に頼むのがいいでしょう。

つまり発生から長時間経って排水管の奥付近に物が動いたり、便器内の水が溢れ出してしまった場合、追加費用がかかることがあります。状況が深刻化する前に専門業者に連絡して相談してみてください。

まとめ

この記事では、サランラップでトイレのつまりを改善する方法を解説してきました。

軽度のつまりであれば、サランラップを用いた方法で改善できます。緊急でつまりを直す必要があるときは、この方法をぜひ試してみてください。

もし改善されない場合、近所の水道関連業者に修理を依頼するか、ネット検索の上、水道専門業者に問い合わせしましょう。

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